先月もあったよくある症例です。
臀部の痛みのお話です。
この臀部の痛みですが、原因と思われるのが「自転車のサドルが曲がっていた」だったのです。
これ本当の話です。
臀部の痛みが長く続いている方、施術を受けても戻りやすい人、自転車によく乗る方は一度サドルが曲がっていないかチェックしてみるといいでしょう。
自転車のサドルは割と曲がります。
- 自転車を倒してしまった時
- 椅子の高さを調整した時に曲がった状態で固定してしまった
- サドルの固定ボルトがゆるんでサドルが動いてしまう
- サドルに座ったまま横を向いたりしてもなる時もあります。
正しく座れなくては正しいフォーム・運動姿勢で動くことは出来ません。
自転車のサドルが曲がった状態でいると、フォームが崩れ足がブレてしまいます。
まっすぐ漕げないのですから当たりです。
股関節が外に広がりますが、ペダルの位置は変わらず足がねじれるようになります。
そのために股関節、臀部の筋肉に負荷がかかり痛みを出す場合があります。
膝にも捻れる力がかかりますので、膝痛の人も注意するといいでしょう。
このように、何気ない環境や癖があると体に負荷がかかり続け症状を起こします。
体の構造にあっていない環境では、最初違和感を感じますがそのままでいると慣れてきてしまいます。
人は適応するものです。
しかし、この適応は体に負担をかけた適応です。
体にかかった負荷はかばうことで他の部位にも負荷をかけることで負荷を分散させます。
おまけに感覚は慣れると鈍くなります。
負荷に慣れかばうことを学習してしまうと機能異常を起こします。
こうやって症状は起こり改善しにくいものになります。
ですから、環境の見直しは症状の改善においてとても重要なことです。
特に、普段から長時間使う場所、デスク周りや椅子などは要チェックです。
通勤に自転車を使っている方、お子さんの送り迎えや買い物などでもそうですが、自転車のサドルもチェックしてみてください。
当院ではこういった方も多く診ております。
体を調整してバランスのいい状態、元の体の動きを取り戻して症状の改善を促します。
臀部の痛みが気になる方、すぐ戻ってしまう腰痛、膝痛などお持ちの方ご相談ください。
- 自転車のサドルが曲がっていると臀部痛を起こすことがあります。
- 膝痛を起こすこともある
- 自転車のサドルが曲がることはよくある
- サドルが曲がってなければ無理なく座れフォームが崩れません。
- よく使うもの自転車、デスク周りも要チェックです。
- 臀部痛やもどりやすい腰痛・膝痛などみたか治療院にご相談ください。
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