歯を噛み締めていませんか?
「気がつくと歯を噛みしめているんですよ」こういったお話をよく耳にします。
肩こりや顎関節症、全身に力が入り力んでしまう人からよく聞きます。
こういった方は、顎を動かす筋肉のバランスが崩れていたり、顎の関節がうまく機能していない可能性があります。
噛み締める癖のある方に
「何もしていなくても上の歯と下の歯がくっついていませんか?」とたずねると、
「そういうものではないですか?」と仰る方がいらっしゃいます。
いえいえ違います!
口を閉じたとき、口の中では歯と歯の間は空いています。
上の歯と下の歯は離れているのが正常なのです。
顎は、硬いものを噛んでしまった時、自分の舌・唇・口の中を噛んでしまった時など、自分の身体を守るために必要以上に力がかからないよう、歯と歯が当たると反射的に口が開くようにできています。
これを「開口反射」といいます。
噛みしめる動作は、この反射に逆らってより強い力で顎を閉じているのですから、顎を動かす筋肉への負担はとても大きくなります。
意識的に噛み締めてみるとわかると思うのですが、顎から首にかけて、とても緊張する状態になりますよね。
そういった状態が慢性化すると、肩こりや顎関節症などの症状を引き起こしてしまうのです。
普段から噛み締めてしまう癖がある方は、噛み締めている自覚がありません。
常に噛み締めているので、それが当たり前になっているからです。
これではいくら治療しても戻ってしまいます。
普段から『歯と歯の間は空いている』覚えておいてください!
子供の頃から口を閉じろと言われ、歯を閉じて口を閉じる癖がついた方も多くいらっしゃると思います。
まず、第一歩として口を閉じても歯と歯の間は空いているということを覚えていてください。
またみ締める癖はご自身の意識だけではなかなか改善しにくいものです。
しっかりと顎と首のバランスを整え、バランスのいい状態にしてあげれば、自然と力が抜けてきます。
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