ゆびが動かない

指が曲がったまま開かなくなったということでご来院いただきました。
診てみると、小指と薬指が曲げたままの状態で、感覚も他の指と変わらず、痛みもない。
自力では伸ばせず、もう片方の手で力をいれて広げないと伸びない状態でした。
前日に長時間の車の運転の後、荷物を下ろす際にぐっと握ったところ戻らなくなったそうです。
原因は日頃の疲れや長時間の運転、冷え、ストレスなどいろいろなことが考えられ、特定しにくいものです。
これは拘縮(筋肉が硬くなり関節が動かない状態)といい
今回は、指を曲げる筋肉が強烈に収縮して指が曲がったまま伸びなくなっていたと思われます。
拘縮は、筋肉が硬くなり関節が動かない状態をいい
筋肉は疲労や緊張などにより硬くなり、血流が悪くなるとより硬くなります。(筋硬結)
いわゆるコリです。
筋肉が硬くなり縮んだままの状態になると関節が動かなくなります。
これを拘縮というのです。
今回は硬結はたいしたことないのですが 筋肉が強烈に収縮し硬くなっている状態でした。
この拘縮をとるには
〇硬結、硬くなった筋肉をやわらかくする。
〇筋肉の収縮をとめてあげる。
必要があります。
こういった場合、当院では
〇硬くなった筋肉をマッサージして柔らかくする。
〇筋肉をコントロールしている神経を正常化して収縮をとめてあげる
というアプローチをします。
今回は硬結はそれほど問題ではなかったので
アクティベータで筋肉をコントロールしている神経に刺激を与えたことで
収縮が治まり、スムーズに動くようになりました。

この収縮が長く続くと、硬結が強くなり痛み等の原因となったり
また、筋肉の周りの軟部組織、腱鞘などを圧迫して炎症が起きて、
腱鞘炎の症状が出ていたと思われます。
(腱鞘炎が悪化するおとバネ指になります。)
こういった症状を見逃さず早目の対応することで悪化を防ぐことが出来るのです。
身体でお困りのことがありましたら、ご相談を!